患者の生活実験室

白血病患者(寛解中)が能動的な患者として楽しく暮らしていくために試した諸々と、医療や身体に関する本の読書記録

【徒然】わたしの骨髄移植、そしてチャリティー

 
 
わたしは白血病の治療に当たって、いわゆる骨髄移植を2回受けた。
いわゆるというのは、これは正確には「造血幹細胞移植」、つまり、血液を作り出す細胞「造血幹細胞」を「移植」する方法のうちのひとつだからだ。ドナーさんの造血幹細胞を、骨髄からの採取や臍帯血などいろんな形でいただき、処理のあと、点滴や注射のような形で患者に移植する。わたしは、臍帯血移植と骨髄移植を1回ずつ経験した。
一般に臓器移植というと、心臓や腎臓など、手術室で行うイメージが強いかと思う。わたしもそのように思っていたので、点滴で、しかも自分の病室で行うと知った時は驚いた。
とはいえ血液も臓器には違いないので、わたしも臓器移植の恩恵を受けた者として、その無償の善意にはただただ感謝しかない。特に、骨髄の採取は全身麻酔での処置となる。見ず知らずの人間のために時間を使って、痛みを顧みず骨髄を分けてくださったことには、どれだけの言葉をもってしてもお礼には足りない。
また、生まれて早々、臍帯血を寄付してくださったベビーちゃんとそのお母様にも心から感謝している。
おかげで今生きている。
さて、こちらのリンク

jammin.co.jp

は、日本移植者協議会のチャリティーキャンペーン@jammin。臓器移植の日本における現状や、経験者の体験談などが掲載されている。チャリティグッズのロゴに書かれている「Thank you for being part of my life」というのは、移植経験者が皆持っている想いではないだろうか。これを見たとき、わたしにはこみ上げるものがあった。
今週一杯(1/17まで)の掲載になります。ぜひ、ご高覧、またご協力いただければ幸いです。