患者の生活実験室

白血病患者(寛解中)が能動的な患者として楽しく暮らしていくために試した諸々と、医療や身体に関する本の読書記録

【徒然】病衣の機能性について

長期入院患者にとって、着るものは重要だ。横になっている時間が長い上に、点滴などにつながれていることが多いので、快適なかつ機能的な寝間着が必須なのだ。

その意味で、多くの病院が有料貸与している「病衣」は、大変機能的であると思う。

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1)金属やボタンがついていないので、脱がなくともそのままレントゲンが撮れる。
2)手首足首が出る丈なので、心電図用の電極もすぐに装着できる。
3)袖の幅も裾の幅もゆったりしているので、点滴や採血、むくみの確認などでもすぐにまくり上げることができる。
4)着物のような袷の形になっているので、胸の診察や、管がついている状態での着替えも楽にできる。

このように、患者が着る服として実に完成されている。洗濯する必要がないのも楽でよい。

しかし、完全に機能的であることというのは、心身の「身」のほうは満たすが「心」のほうはまた別問題である気がする。